IT経営成熟度診断ツールについて
企業や組織として何が問題で、何をどう解決をしていったらよいのかがよくわからず、考えが整理されてこないと本当に困ってしまいますよね。
コンサルタントからIT経営1 だ、経営戦略だ、BSCだと言われても、自分たちの具体的な問題の塊とこれら抽象的な言葉とのギャップは、そうそう簡単に頭の中で折り合いがつくとも思えず、日々の中で走り回っている経営者や経営幹部の方も多いのではないでしょうか?
日頃から経営課題についてはよく考えていても、さてそれをどう解決策に結び付けていけば良いのか、答えは一応でないだけにまた悩みの種になっているのかもしれません。
先日、面白い本を読みました。東大の中尾先生が書かれた「創造はシステムである」という角川書店から出ている新書です。
本文より少し引用すると、
創造とは、自分にとって目新しいことを、自分の力でやり遂げることである。それは創造を設計、企画、計画、戦略、立案とかの言葉に言い換えても同じである。
また例によって私の眼に付いた所だけを FreeMind でメモしてみました。
「思考を上下運動させる」という表現が面白いです。日頃悩んでいる課題を少し上位の概念でまとめて、要求機能群としてまとめます。思考演算子を使いながら、設計解を求めていくわけですが、ここでの悩みの種は、中尾先生の経験では半数の人がこの上下運動ができないとのこと。そのためにコンサルタントがいるわけですから、世の中ちゃんと役割分担ができているんでしょう。
さて、ここで今日のテーマである IT経営成熟度診断ツール2 についてです。ITコーディネータは IT経営を実現するプロフェッショナルなわけですから、この診断ツールを使ってIT経営の自己診断を促進、支援するとともに、診断結果を分析して、「何から始めるのが良いか」の指針を提示する役割を担います。
この自己診断プロセスのメリットは、短時間で
- 経営方針、経営戦略に対する経営陣の合意形成が得られる
- 経営課題の解決指針の提示が受けられる
ことにあります。
短時間で、実効的なツールにするために、業種ごとに実務に即した戦略課題を選択する形で始めるようになっています。その意味では、思考の上下運動を楽にさせるツールとも言えますね。ただ残念なことに対応している業種は、現在のところ7業種3 のみですが、診断ツール利用の前に、利用が適切かどうか判断できる仕組みがあります。
是非、こういったツールを利用して IT経営の必要性に気づいて頂いて、世界的な構造不況の中で、新たな視界を持っていただければと思います。

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